今日は、3月3日。
桃の節句でございます。
まだ私が小さいころ、七段飾りのおひな様を飾ってもらったことを思い出します。
もうンー十年前の話です。
そのおひな様は、数年前にとある施設へ寄付というカタチで手放してしまったのですが、あたらしい場所で飾られ訪れた方々に可愛がられていることでしょう。
ひな祭りの起源は古く、約1000年ほど前までさかのぼります。
平安中期ごろの人々は三月の初めの巳の日に、上巳(じょうし、じょうみ)の節句といって、陰陽師のお祓いをしてもらい、無病息災を願う祓いの行事をしていました。
そのときに紙でできた『人形(ひとがた)』に自分の厄災を託して、川などに流していたんですね。
下鴨神社の「流しびな」が有名です。
また、当時の上流階級の女の子たちは『ひいな遊び』というお人形や御殿や身の回りのお道具を模した道具で遊んでいました。
これらの行事(厄払い)や慣習(遊び)が、日本でひな祭りが定着していった元となっているそうです。
上巳の節句はもともとが中国の漢の時代(日本では縄文時代!)発祥だそうですから、少しずつ形を変えながらも今の現代も続いていることに驚かされます。
多く大衆にも広まったのは、江戸時代。
中期には、女の赤ちゃん誕生を祝う初節句の風習も生まれて、ひな祭りはますます盛んとなりました。
今では、厄落としやお祓いというよりも、女の子の健やかな成長と幸福を願い、飾られるおひな様。
いつまでも続いてほしい、春の行事のひとつですね。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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